やっと暖かくなってきて交際クラブ・デートクラブでもデートに誘いやすくなったと思えば、花粉症の人にとって屋外のデートはツライものがあります。
花粉症のたいへんさは、健康な人にはわからないかもしれませんけど、この季節は気遣いが必要になるでしょう。
付き合っている人が花粉症とわかった場合に必要な気遣いについてご案内しておきます。
<<恋人は、もしかして花粉症!?>>
●目がまっ赤
花粉症の症状は、目の充血、くしゃみ、鼻づまりや鼻水などです。
風邪やインフルエンザと違うのは、花粉症は花粉が飛散している間はずっと続きます。
花粉症はアレルギー疾患の一種であり、異物である花粉を身体が追い出そうとしてくしゃみや鼻水などが出るようです。
●くしゃみがひどい
花粉症にかかると、体内に入った花粉を身体が追い出そうとするせいか、立て続けにくしゃみが出ます。
そのくしゃみを「うるさいんだけど……」みたいなことを言ってしまえば、「出るものは仕方がない!」とケンカになるでしょう。
うるさいと思う気持ちはわかりますけど、くしゃみには触れずに我慢してあげてください。
●声が聞き苦しい
鼻づまりのせいで、声が聞き苦しくなるようです。
話しにくいようであれば、メールなどでやり取りした方がいいかもしれません。
鼻づまりが良くなるまで会話は最小限にして、会話がなくても楽しめるデートを提案してください。
●鼻水が垂れる
花粉症の症状のひとつに、鼻水があります。花粉症の鼻水は水のようにサラサラしているため、鼻が垂れるのを防げないこともありそうです。
面と向かって「鼻水が垂れてるよ」と注意したり、「汚い……」などと言われると傷つけます。
場合によっては、その一言が別れにつながることもありそうですから、鼻水が垂れてるのに気づいたらそっとティッシュを差し出しましょう。
思いやりのない人とガッカリされるか、あなたの優しさに感謝して関係がより良くなるかの分かれ道です。
●デートは屋内で
花粉症は、花粉のないところでは症状が出ませんから、デートする場合は屋内にした方が良さそうです。
相手の家で会うとか、クルマで家まで迎えに行き、水族館などの屋内のデートなら問題ないでしょう。
ただ、屋内と言っても映画館や美術館のような静かな場所だと、鼻をかみづらいかもしれませんから、デートに誘うのは多少音のある環境の方が良さそうです。
<<花粉症の人にしてあげたい気遣い>>
●ティッシュを持参
花粉症では、水のような鼻水が垂れてくるので、かんでもかんでも鼻が出ます。
あなたもティッシュを持参して行くと親切でしょう。
「鼻にティッシュつめとけば」などというデリカシーのない発言は禁句です。
●トイレを探しておく
デート中はトイレなど、鼻をかみやすい場所を探しておきましょう。
休憩をはさみながらデートすると、自分の顔の状態をチェックすることができます。
花粉症にかかっている間は、いつでも顔が見られるように手鏡などを携帯した方が良いでしょう。
●草の多い場所は避けて
一口に花粉症と言っても、スギ花粉とは限りません。
アレルギーの原因がほかの雑草の場合もありますから、草の多いところは避けた方が無難です。
お花見などに誘うのはやめた方が良さそうです。
●窓は閉めたままで
クルマでドライブなどする場合も、窓を開けたままにしておくと、窓から花粉が入ってくるおそれがあります。
くしゃみなどが出始まったら、花粉が侵入しているサインです。
ドライブに行く際には、クルマの窓を閉めたままで走りましょう。
●デートは短時間
デートが長引くと、それだけ花粉に遭遇するおそれが出てきます。
花粉が飛んでいる場所でなくても、人が大勢集まっているようなところだと、誰が花粉を持ち込んでいるのかわかりません。
花粉の症状が出る前に、デートを短時間にしておいた方が良いでしょう。
<まとめ>
風邪は一時的な症状ですが、花粉症の場合はいつ終わるかわからないため、付き合っている方としても「いつになったら治るの!?」と、たずねたくなってしまうことがあるかもしれません。
花粉症だと説明しているのに、「あれ、まだ風邪治らないの?」などと気遣いが悪いと、相手をイラつかせてしまうこともありそうです。
花粉症は現代病ですけど、誰もがアレルギーのひとつやふたつ持っているのではないでしょうか!?
「自分も○○アレルギーだから、花粉症のツライ気持ちはわかるよ」くらい言っておくと、相手も気がラクかもしれません。
花粉症についてまったくわからない……という場合は、調べておいてください。ネットで検索すると、どんな症状なのかぐらいは予想がつくようになります。
ただ、花粉症の症状が出るだけで、ほかの病気のように体調が悪いわけではないため、過度に病気扱いしない方がいいかもしれません。
花粉症になったことがないということよりも、「気合いで治せ!」みたいに言ってしまうデリカシーのなさでケンカになりそうです。
また、「部屋が汚いから花粉症にかかる」みたいな見当違いな批判をすれば、不機嫌になるのは避けられないでしょう。
どんな病気もそうですけど、自分がかかったときのたいへんさを考えて気遣いを見せましょう。