日本の夏、毎年どんどん暑くなっていますね。
いつの頃からか、週に一度、多くの企業で金曜日にはカジュアルな服装で出社してよくなりました。
例えば、伊藤忠商事では、金曜日は「脱スーツ・デー」。
1995年春から、カジュアルフライデーを開始しましたが、ネクタイだけでなくスーツもと、2017年から脱スーツ・デーを導入しています。
このように世間ではオフィスであっても、カジュアルな服装で出社して良いという風潮が根付いてきていますが、一方、オフィスに着ていけるようなカジュアルウエアを持っていないと、困っているオジさま方もいるようです。
そこで今回は、クールビズを特集します。
暑さを避けるためにカジュアルなら何でもいいと思っていたら、女性はすぐに見抜きます。
逆に、スタイリッシュなクールビズで暑さをモノともしないジェントルマンになって、デートでも周りに差をつけましょう。
ご参考になれば幸いです。
⚫︎クールビズの選び方
業界や職種によっては、やはりスーツでないといけないシチュエーションもあります。
屋外と室内の気温の差が激しい夏。
そんなときは、超軽量スーツで少しでも快適に過ごしましょう。
超軽量スーツは、そのテクノロジーにより、通気性の高さそして生地の軽さが特徴です。
それでも汗をかいて、匂いが気になるのは当然。
そこで自宅の洗濯機で洗うことができるものもあります。
ボトムスは折り目加工を施してあるものだと、洗ってもきちんとしたシルエットを保てます。
しかし、30代40代男性としては、単に快適に過ごすだけのスーツ選びではジェントルマンにはなれません。
こんな季節だからこそ、選ぶものによって周りに差をつけることができるのです。
さっそく、各ポイントを紹介しましょう。
・サイズ感は最重要ポイント:
スーツ姿の印象はサイズ感で決定します。ジャケットの肩山と肩のトップの位置を合わせる、ボタンを閉めたとき、ウエストに握りこぶしがひとつ入るゆとりを持つ、着丈はヒップがちょうど隠れるものがベスト、そして腕を降ろしたとき、ジャケット袖口から1~1.5cmシャツ袖口がでる、これらが鉄則です。
おすすめの素材ですが、トロピカル・クロス、モヘアなどです。
・ボトムス:
ボトムスの丈は、靴の甲に裾が触れる程度、短すぎず長すぎずが良いです。
また、すっきり履きこなすくらいの細めがスタイリッシュです。
加えてセンタープレスがきちんと入っているものを選びましょう。これは、足を長くみせる効果もあります。
ベルトも必ずしましょう。靴と同じ色にすると全体がまとまりますよ。
・シャツ:
清潔感を与える色が基本です。白はもちろん、水色そして無地です。
シチュエーションによっては、人気のボタンダウンシャツもクールビズスタイルに合うでしょう。
ノーネクタイの日は、気をつけたいポイントがあります。
間違っても、半袖のシャツだけは着ないでください。
これをしてしまうと、一気におじさんルックです。
同時に、カジュアルと言ってポロシャツも避けたいところです。
襟が崩れたポロシャツも、おじさん風にしか写りません。
質の良い白か水色のシャツにアイロンをきっちりかけたもの、そして長袖というところが絶対条件です。
これらのシャツは、紺やグレーのジャケットだけでなく、麻のベージュジャケットもよく似合います。
・靴:
夏でも足元で差をつけましょう。
スーツが決まっていても靴がダメなら、全体のあなたのジェントルマン値はぐっと下がってしまいます。
基本は、プレーントゥやストレートチップ、色は黒・茶のみで選びましょう。
靴下ももちろん、ダークカラーで。白のソックスは厳禁モノです。
⚫︎クールビズでジェントルマンになる
クールビズと言っても、それは単に着崩すこととは違います。
あくまでもオスィスやクライアント先で、人に不快を与えず、自分も快適に過ごすためのもの。
快適を求めるだけの何でも良いというものでは、大人の男性の魅力は出せません。
身につけるものもそうですが、洗髪やシャワー、デオドラントを使用するなど、全身に気をつかってください。
ひとつひとつのアイテム選びは、こだわってしたいところです。
ジャケットやボトムスはサイズが分かっていても、必ず試着することをおすすめします。
そうすることで、自分の体型にベストなサイズを選べます。
暑い夏でも、姿勢を正しく、こだわりのクールビズで颯爽としている男性。交際クラブの女性は、そんな男性と仕事帰りにビアホールやホテルのバーなど行きたいと思うのです。
そこには、クールビズ≠カジュアル、という大人の着こなしが見えるからですね。
そして、クールビズの期間ですが、5月1日~10月31日となっていますが、ジェントルマンは最後の最後までクールビズの着こなしを引きづりません。
9月はまだまだ暑いですが、10月ともなれば季節は秋。
早々にクールビズを止めて、爽やかさを少しだけ取り入れた秋の着こなしを始めましょう。
暑い暑いとダラダラしていたら、素敵なジェントルマンにはなれません。
いつのときも涼しげな、そしてそれぞれの季節を楽しめる男性でいたいですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。