交際クラブ・デートクラブに登録している大人の対応の出来る男性相手には関係ない話かもしれませんが、女性にとっては社会人生活をする中、職場でイヤな思いをしたことはありませんか?
したことがない人は滅多にいないのではないでしょうか。
女性の上司が何かと冷たい態度をとってくる、無能な上司で仕事が面白くない、または職場恋愛の末の別れ、不倫の末の修羅場、などなど。
1日の多くの時間をすごす職場だからこそ起こり得るトラブルがたくさんあります。
インターネットで情報交換が簡単にできる時代、ネット上でのトラブルもあります。
昔よりいろいろな事がトラブルになりやすい時代になっているかもしれません。
人間関係は特に離職にまで影響してしまうケースが多くありますね。
または、自分を抑えて職場にとどまることで適応障害になって、結局は休職になるケースもあります。
セクハラやパワハラも今や一般的な言葉となりました。
セクハラやパワハラと言っても、男性上司が女性部下にするものというものではなくなりました。女性の社会進出によって、女性が男性にセクハラもパワハラもする時代です。
セクハラ、パワハラはその個人の受け取り方によって問題の大小も違ってきますが、一般的にパワーを持つものが弱いものに対してする言動は、同じ職場で働く者同士、イヤな気持ちにさせてしまうようなものは避けなければなりません。
セクハラの中で、ここ数年言われている「擬似恋愛型セクハラ」というものがあります。
今回は、擬似恋愛型セクハラについてお話ししてまいります。
⚫︎擬似恋愛型セクハラとは?
ズバリ、セクハラなのに加害者が「恋愛関係と思い込む」ことです。
昔からの典型的なパターンですが今もよくあるものとしては、40代50代の既婚者で、社長や部長など社内でパワーを持つ立場にある男性が、20代30代の女性社員にセクハラをするパターンです。
セクハラの張本人はそれは単純に「恋愛(不倫)」と思っているため、セクハラという認識がありません。
自分本位の行為であって、相手が嫌がっている=セクハラということに気づかないのです。
これが地位の高い人ほど思い込むことが多いので、大変厄介な問題になります。
⚫︎擬似恋愛型セクハラされる方の問題
擬似恋愛型セクハラされる方にも多少の問題がある場合があります。
明確な拒否をしないという点です。
きちんと拒否をしないことによって、加害者とされる男性側の受け取り方は「同意していると思った」「付き合っていたと思った」などと、自分の都合の良い取り方ですが、さらなる思い込みを助長してしまうのです。
⚫︎擬似恋愛型セクハラする上司をうまくかわす方法
明確な拒否をしてセクハラをしようにも、相手が会社の社長や上司ではなかなか難しいのも現実です。
1対1にならないように気をつけることが優先事項です。
その上でトラブルを避け、うまくかわす方法を紹介しましょう。
①相手になりすぎない
男性は相手が反応すればするほど、やりとりが増えれば増えるほど恋愛モードになっていきます。社長や上司だからと言って、愛想よく相手になっていると状況は悪化します。
タイミングがあえば、付き合っている男性がいることを伝えます。擬似恋愛型ですから、付き合っている人がいて加害者の男性には望みはないということを分かってもらいましょう。
②真剣に怒らない
セクハラされる女性が怒れば怒るほど、男性の執着心を増す場合があります。
イヤことを言われたら、「あれ~⚪︎⚪︎さん、それってセクハラになっちゃいませんかぁ?」「先日お見かけしましたが奥様、お元気ですか?」などと軽く受け流しながら、男性の妻について言及してみましょう。
男性とあなただけの空間に他人を引き込んで、現実に戻ってもらうのです。
それでも男性は恋愛と思い込んでいるので、危険な状況にまで進んでしまう場合があります。
そのように感じたら、しかるべき対応をしなければなりません。
③あまりにもひどいときは無視をする
男性が言ってくることにいちいち答えると、状況がどんどんエスカレートしてしまいます。
1対1を避け、周りに人がいる状況で仕事に集中する態度を取り、仕事に関係のないことを言われたら無視します。
無視された男性は居心地が悪く去っていくか、怒るかもしれませんが他人の前ではそうそう下手な行動には出れません。
最悪なのは、周りの人の前で女性が男性を無視をしているのは、2人の仲を隠そうとしているからに違いないと勝手な思い込みをすることです。
④助けを求める
それでも思い込みの強い男性ですから、自分のパワーを使ってセクハラになる行為を続けてくる可能性があります。
身の危険を感じるケースもあります。
手遅れにならないために、第三者に助けを求めます。その場合はまず、いかに信頼できるかが大事です。社内の相談窓口に相談し、しかるべき対応が取られない場合は、、労働基準監督署があります。
相談をするためには、メモをとっておくことが有効です。逆に確かな証拠がないと関与してくれません。
例えば、いつ、どこで、誰が、言動・行動、周囲にいた人などを都度、記録しておきます。
⚫︎擬似恋愛型セクハラを受けないために
尊敬していた上司だったので飲みに行ったりしているうちに、男性が思い込みを始め、擬似恋愛型セクハラが始まった、というパターンはとても多いのです。
女性側としたらなぜこんな事になったのかただ驚いた、という声が多く、状況がどんどんと変わっていくことにショックを受けます。
擬似恋愛型セクハラを受けないためには、たとえ男性が上司だとしてもプライベートな酒の付き合い(1対1)などは避ける、個人的なメッセージのやりとりはしない、など徹底するべきでしょう。
女性がこのくらいと思ってすることが、相手の男性の思い込みが始まるきっかけになってしまうからです。
プライドを持って仕事をしている女性が上司などからの擬似恋愛型セクハラを受け、精神的・身体的なダメージを受け、キャリアを続けられなくなるのはとても悲しいですね。
擬似恋愛型セクハラに巻き込まれないよう、自分の行動に気をつけ、あまり長い期間トラブルを抱えこまないように対応されることをおすすめします。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。