モテる人共通の法則がある
「どうしてあの人はあんなにモテるのだろう?」。容姿が優れているわけでも、お金持ちというわけでもないのに…。本当になぜかモテる人っていますよね。
持って生まれた才能でしょうか。あるいはなにかトリックがあるのでしょうか。深く考えてしまうとなかなか答えが出そうにありませんね。
でも、実はモテる人たちに「ある法則」が共通していることにはお気づきでしょうか。決して難しい話ではありません。この「ある法則」、ほんのささいなことなのですが、モテる、モテないを大きく左右する性質を持っています。
あくまで普通の人が対象のお話
ここでひとつ注意をしておきたいのは、今回の記事で注目している「モテる」「モテない」のお話はあくまで、普通の外見・容姿で普通の収入、普通の地位など、特別感のない一般人レベルを想定しているということ。アイドルのように黙っていても異性が寄ってくるケース、あるいは大企業の御曹司が合コンでモテモテとったケースなどは該当しません。
ごく普通の日常生活で「モテる人」「モテない人」、その差に一体何があるのか考察してみようというのが趣旨になります。
法則とは「心地よくさせる」こと
さて、その「モテる人」の共通法則です。それはズバリ、「相手を心地よくさせる」という法則です。
本当にこの行動法則に尽きるといっても過言ではありません、心地よいというのはあまりにも意味が広いので、言い換えますと「相手を気持ち良くさせる」ことです。
「モテる人」というのは、周囲の人から「一緒にいるとなんだか良い気分になれる存在」として認知されている結果ということもできます。
奴隷のように我慢は別もの
「気持ちよくしてあげる人がモテるなんて当たり前じゃないの?」と思う人もいるかもしれませんね。確かにその通りです。でも、その気持ちよくさせる方法が重要です。
相手の言うことには極力逆らわず、機嫌を損ねないように唯々諾々と従う。いわば「奴隷」のようになって「我慢」して相手に尽くしてしまうのは「相手を気持ちよくすること」こととは意味がずれています。
尽くされる苦痛にも考慮を
「尽くす」という行為は尽くされた側の方に負担感が生じます。世の中には超ドS気質で「尽くされるのだーいすき」という人もいるでしょうが、一般的には「尽くされる=何かしてもらう」と「お返し」をしなくてはならないという義務を感じます。
相手が望んではいないのに会う度に花束を贈って、ご飯もおごってという行為を繰り返していると、相手側はだんだんあなたと会うのが苦痛になってきますよね。なので、相手を気持ちよくさせるためには、一方的な親切心は交際クラブ、デートクラブでも極力控えなければなりません。
心理負担を感じさせないで
さて、モテる人というのが他人を気持ちよくさせる存在であるとして、では、どうすれば相手に気持ちよくなってもらえるかが問題になってきますね。黙々と言うことを聞くのはNG、ひたすら親切にするのもNG…一体どうすればよいのでしょうか。
他人を気持ちよくさせる。その答えはシンプルで「相手が望むものを相手に心理負担を感じさせず、適切に提供する」です。
さりげない誘いが好感触
たとえば、学校や職場などで、お腹が空いていそうな異性を見掛けた時、「ご飯おごるから食べに行こう」と誘うのは一時的に喜んではもらえますが、なにか下心があるのではと勘ぐられて、結果としてはモテません。
この場合では「コンビニに行くんだけど、何かついでに買ってくる?」とか「今日期限のクーポンあるんだけど一緒に使わない?」といった感じのさりげない誘いの方が好感を持たれます。
いずれのアプローチも狙いはご飯に誘い出すことなのですが、「相手に心理負担を感じさせないようにしつつ、選択権も残しておく」ことがとても重要です。
観察から心理を読み解く
では、次は相手がいま何を望む心理状態にあるかという点になりますが、これは「観察」することでクリアされていきます。観察していくことで、あまり感情を表に出さない人でも、目線や仕草、言葉遣いから一定度の心理状態を読み解くことができます。
交際クラブ、デートクラブに限らず、モテる人は本当によく観察しています。いわゆる「気配り上手」のタイプもよく周囲を「観察」していますね。
観察には想像力が大事
観察するというのは想像力が物を言います。
お腹空いてないか、寒くないか、興味を持っているか…などなど、相手を観察していく中で、相手の心理状態を想像して、相手との距離を適宜再計算していきます。これを繰り返すことで、やがて相手側は「この人は私のことをよく分かっている。そばにいると、とても心地がよい」という感情を抱き、結果、モテるということになります。
節度あるアプローチが鍵
おさらいをしていくと、「モテる人」には「相手を心地よくさせる」という共通法則がありました。「相手を心地よくさせる」ためには「負担感を感じさせずに望むものを提供する」ことが大切でしたね。
さらに「相手が何を望む」かは注意深く「観察」することで、心理状態を的確に把握し、想像力を働かせることが鍵になります。
自分本位はあまり好かれませんが、他人本位すぎてもまたうざく思われます。交際クラブ、デートクラブでの節度あるアプローチ、その根っこには相手を思いやる想像力があるといえるかもしれませんね。