突然ですが、蛙化現象という言葉をご存知ですか?
これは端的に言うと、好きな人が振り向いてくれた途端、仕草や言葉が気持ち悪くなってしまう現象です。大人もなりやすいという奇妙な現象ですが、これには原因と対処法があります。
もし自分が、好きな人が蛙化現象に陥ってしまったら…そのときどうすればいいのかご紹介します。
蛙化現象とは?詳しく知って理解しよう
恋愛のシーンで見られる蛙化現象とは、片思いしている相手から好意を返されると、その相手に対して嫌悪感を抱いてしまうことを指します。
また好きな相手と両思いになった途端、せっかくあった恋愛感情が冷めるという心理的なパターンを意味する言葉です。
蛙化現象が起こる原因には、主に「恋愛経験の少なさ」や「理想と現実のギャップへの落胆」などが挙げられます。いわゆる「恋に恋している」人は、片思いの対象である人に理想を抱きがちです。
これが両思いになった途端に、相手を生身の人間として認識せざるを得なくなるため理想からギャップが生じてしまいます。ここで生身であるが故の無視できない個性的な部分が目についたり、外見や性格が理想と異なっていることに気づいて、気持ち悪くなったり幻滅してしまうわけです。
特に相手に対して高い理想を抱いている人は、自分の理想を好きな相手に当てはめがちになると思います。
もし相手の外見に惹かれたときは「きっと内面も素晴らしいだろうな」と想像し、自分の理想的な姿をイメージで作り上げることもあるでしょう。
しかし、お付き合いが始まれば、自分が知らない相手の新しい一面を知る機会が増えます。そこで相手の欠点や嫌な部分が見えると、「思い描いていた理想と違う」と感じて好きだったという気持ちの熱が冷めてしまうのです。
蛙化現象に陥ったらどうする?
せっかく好きな人と両思いになれたのに気持ち悪いと思ってしまったら、これまでの自分の努力が水の泡ですし、相手にも失礼だと思いませんか?
蛙化現象に陥ってしまう人の特徴として、まず自分に自信がなさすぎることが挙げられます。その傾向がある人は自分のことを好きになれないという一面があります。
その中には「自分が嫌い」と感じる人も少なくありません。
自分を嫌いな人は、心の中では「私は価値のない人間」と考えがちです。そのため自分に好意を寄せる相手が現れても、「なんで私みたいな人を好きになるの?」と思ってしまいます。
また相手から好きだとアプローチされるたびに嫌悪感が湧いてしまって、なかなか相手を受け入れることができません。
さらに自分のことを嫌いではなくても、付き合えたことに満足してしまうことも蛙化現象が起こる原因のひとつです。「どうしてもあの人と付き合いたい」という気持ちが強ければ強いほど、両思いになることを目標にしてしまうことがあります。
しかし、両想いがゴールになっている人は、付き合ってからどう過ごしていきたいか、未来のことを深く考えていないことがほとんどです。
例えば付き合ったあとの具体的なプランやイメージがないため、相手を振り向かせられたことで満足してしまうのです。こういった人の場合、相手への好きと思う気持ちは、恋愛が成就した時点でピークを迎えます。
そこからは下降線で、気持ちが盛り上がることはありません。そのため相手から「好きだよ」と言われても、なんだか気持ち悪いと感じてしまうというわけです。
面倒くさい!?蛙化現象の対処法
気の短い人からしたら面倒くさいと思われる蛙化現象ですが、これには対処法がいくつかあります。
まず初めに自分に自信を持つことから、相手のことも好きになっていくルートを辿ることが優先です。
好きな人が嫌いになる原因として、自分に近づいてきた人はどれだけ魅力的な人でも、自分に自信がなければ魅力的には映りません、また嫌いになってしまうのは面倒くさいですが当たり前のことだと思います。
そのため、自分に自信を持つことで相手の魅力が改めて分かり、さらに受け入れることもできるんです。そして、自分を好きと思えるようになれば、そんな自分を好きになってくれる相手のことが好きになれます。
もうひとつの対処法は、相手に期待しすぎないことです。
理想的な相手のイメージを重視しすぎると、現実とのギャップにやられてしまいます。
抱いているイメージとほど遠ければ遠いほど時には幻滅してしまうこともあると思うので、漫画の登場人物のような完璧なキャラクターはいないと思っておいた方が良さそうです。
また違うイメージだとしても、受け入れる心の余裕があれば随分と違います。どんなに素敵に思える人でも欠点がゼロの完璧な人はいません。
誰しも人間であればガッカリしてしまうようなマイナスの部分があるのは当たり前です。そんなときは「まぁいいか」と気楽に考えるのがオススメ。
どんな人にもこれくらいの欠点はあるとおおらかに考えることができれば、きっとどんな人でも受け入れられるようになり、この面倒な蛙化現象に対処できるでしょう。
まとめ
恋愛のシーンで面倒くさい現象として名を挙げている蛙化現象は、きちんと原因を理解して対処していくことで上手く向き合うことができます。
好きな人がなんの理由もなしに気持ち悪くなったら、もしかしたら貴方の自己肯定感の低さや相手への理想が高すぎることが原因になっているかもしれません。
そんなときは今の自分を認めて、相手への理想を低く見積もることが大切です。また交際クラブやデートクラブで付き合えたあとのこともしっかりと考えましょう。