交際クラブ・デートクラブに登録している人は勿論モテたいと考えている事と思いますが、モテを考えるにつき、今回はかつての男性のモテ方について検証してみようと思います。
真面目に読むのも良し、ちょっとした話のネタにするのも良しです。
ちょっと以前・大昔のモテる男性と、現代社会のモテる男性のイメージ像に変化があります。 ちょっと以前・大昔モテる条件を備えていたとしても、現代社会では、なかなかモテないことが往々にして起こります。
つまり、現代社会でモテたいのなら、現代流のルールに従わなければならないということです。
【江戸時代のモテ男】
江戸時代には、どのような男性たちがモテてていたのでしょうか。その時代ではお金こそが、モテる大きな要素だったようです。現代社会でも一部変わらない面はありますが、ある程度誰でも満たされた生活を送ることが出来る現代社会において、お金よりももっとメンタルな部分を求めている傾向はあるようです。ある程度のモノに満ち足りた生活をしている人たちは、モノによってもなかなか幸せになることが出来ないということを、おおかた理解しています。
江戸時代では、お金プラス男らしい男性がモテていたと言います。江戸時代は、男性はより男性らしく、女性はより女性らしく生き、そのような時代は長く続きます。しかし、現代社会において、中性的要素が高まり、若干、男性らしい男性が求められていない傾向も見ることが出来ます。
江戸時代には、清潔な男性が求められていたというのは、現代社会にも通じます。そして、一方では、 色白の「やさ男」がモテていたという記録があります。ここの部分には、現代社会の人たちも、多いに共感を持つことが出来るでしょう。やさ男とは、優男であり、優しい男であり、女性の人たちが、寄り添いやすいタイプの男性です。
江戸時代において、威厳のある男性に支えられたいと思っている女性がいた一方では、もっと同化して気軽に寄り添い合いたいという願望が存在しているのは、非常に理解出来ます。
江戸時代にモテていた男性の仕事は、火消しの頭(かしら)だったり、力士という強い男性のシンボルだったりします。そして、一方では、ある程度お金を持っていて、親しみやすい与力(役人)などがモテていたようです。
【江戸時代の男性たちは、モテるためにこのような工夫をしていた】
江戸時代の男性だって、もちろん女性にモテたいと思っていました。江戸時代には、女性の方が男性よりも数が少なかったことから、競争率も高かったことも想像出来ます。
モテる男性になるために、江戸時代においても「色気」というのは有効的手段だったようです。どのように男性の人たちが色気を演出したのかといえば、 頭頂部は青味がかっていることが、色気のアピールの方法だったともいいます。ここには、相当な時代の差が存在しますが、現代社会の人たちも、色気を演出するためにいろいろ努力をしている人たちがいるのではないでしょうか。
現代社会において、ちょっと以前、男性も化粧をしていた人たちも多く見かけました。そのような流行があったことからしても、男性も女性と同じように色気が武器と思っているのです。
【現代社会の人たちは、なぜ化粧をしなくなったのか】
かつて、坂本龍一さんが化粧をしていたり、郷ひろみさんが化粧をしていたり、メンズの化粧品も販売されていた時代がありました。しかし、いま、なかなかそのような人たちを見かけることがなくなってしまったのはなぜなのでしょうか。
現代社会において、化粧する男性はモテる男性の要素とすることは出来ないのでしょうか。
【日本男児は化粧好きだった】
歴史的背景を探れば、日本男児は結構化粧好きだったとも言われています。 白塗りの顔に楕円の置き眉などの化粧を施した平家の公達がいたり、戦国時代の武将も熱心に化粧に取り組んでいたと言います。
男性の人たちが女性の人たちのように化粧する可能性はいくらでも存在すると考えることは出来ます。しかし、現代社会において、なかなか色気を表現するために、化粧を意識しなくなってしまったのはなぜなのでしょうか。
【近代社会の原理(合理主義)】
専門家は、それを、近代社会の原理(合理主義)と指摘します。 近代社会の原理(合理主義)は、男女の性別役割分担(ジェンダーロール)を明確に分ける分業体制を選択したと言います。
現代社会において、同化が求められている一方では、しっかり合理化のためにも男性と女性が区別され、分業しなければならない潜在的意識があり、化粧は女性のものとして譲ってしまう文化が成立してしまったようです。
男性に課された役割、男性がモテる条件は、化粧をして色気をつけることよりは、仕事の能力を重視される時代なのです。
男性は、いま、化粧をやめ、ビシッとビジネススーツに包まれており、そのような人たちがモテる男性の条件ということで、多くの人たちがそのスタイルに追随しています。
しかし、実際には、社会進出するのは男性だけでなく、女性も著しい時代ともなりました。現代社会において、男性の立場が女性によって脅かされてしまったから、男性が今度、化粧によって女性を脅かす時代も想像できます。男性は、決して化粧品から切り離された存在ではありません。