交際クラブ・デートクラブで出会った今風のギャルから、電話がかかってきました。
まあギャルなのは見た目だけで、中身は本当に信じられないくらい礼儀正しいのですけどね。
「もしもし私ですけど今大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ!なんとなく君から連絡が来そうだなって思っていたところなんだよ」
「そうなんですか?今日は休日ですけどもしかしたらお休みしているところをお邪魔してしまいましたか?」
「もう起きている時に電話がかかってきたから大丈夫だよ」
「そう言ってもらえてありがとうございます!そういえば私って最近は何々さんに結構電話している気がします」
「そうだね。自分も君から電話がかかってくるのを楽しみにしているんだよ」
「本当ですか!?よかったですー、面倒くさい女って思われていたらショックだから心配していたんですよー」
「全然そんなこと思ってないよ。君からの電話はいつでもウェルカムだよ」
「ありがとうございます!何々さんも良かったら電話かLINEで連絡してくださいねー」
彼女の家に遊びに行くことに
そういう感じで楽しくコミュニケーションを取っていたのですが、彼女は会話をすることだけが私に電話をかけたわけではなくて、私を自分の家に招待したいという目的だったそうです。
「あのー、何々さん今日、私の家に遊びに来ませんか?」ということは言われたので”ようやくこの時が来たのか!”と心の中で快哉を叫びました。
もちろん自分の答えは「もちろん!君からお誘いが来るんだったら、行くことにするよ」と答えました。
「本当ですか!?ありがとうございます!それじゃあ何々さんは私の家が分からないと思いますから、待ち合わせ場所まで迎えに行きますねー」ということでデートの時に使っていたお決まりの待ち合わせ場所で会うことになりました。
「わかった。いつもふたりがデートの時に待ち合わせする場所だね」「うん、その場所です!それじゃあ決まりですね。それじゃあまた後で会いましょうねー、バイバイ~!」ということで待ち合わせ場所で合流して彼女の家に行くことになりました。
大きな化粧台が印象的な部屋
初めて訪れた彼女の部屋には大きな化粧台がありました。それはある程度こちらの予想通りなのですが、ちゃぶ台が置かれていたのが予想外でした。
見た目はイケイケな小麦色の肌にロングのブラウンヘアな彼女ですが、意外と奥ゆかしい面も持ち合わせているので、毎回その振れ幅に感情が動いてしまいます。
「ここが私のお家ですよー、どうぞ遠慮せずに入って下さい」というふうに彼女がどうぞどうぞとドアを開けて家に招き入れようとするので「それじゃあお邪魔するよ。結構お洒落な感じだね」と言いながら彼女の部屋をキョロキョロと見てしまいました。
そうすると彼女は不思議そうな顔をしながら「そう言ってくれてありがとうございます・・・なんでそんなにキョロキョロしているんですか?」という風に言ってきたので、このタイミングで自分が思っていることを喋った方があと後気まずい雰囲気にならないだろうと思って打ち明けることにしました。
「いや、女の子の家に上がり込むって久しぶりだからちょっと緊張しちゃったんだよね」というふうに自己開示すると、彼女はちょっと小悪魔っぽい笑顔を見せて「もしかして何々さん、女の子の部屋に入ったのは初めてですか?」ということを歳の離れた男性である自分に冗談で言ってきたので、自分も冗談で返すことにします。
「そうだねー、さすがに初めてじゃないんだけど、実際のところ女の子の部屋に入るのは100年ぶりぐらいだね」という風に返すと彼女は魅力的な表情をしながら笑ってくれました。
二人でDVDを見ることに
「そういえば私、今はまっているドラマがあるんですけどよかったら一緒に見ませんか? なんだかストーリー的にはめちゃくちゃ涙が出てくるような漢字らしいからすごく楽しみなんですー」と二人で DVD を見ようという話になったので、別に拒否する理由がないためにそのドラマを見ることになりました。
ドラマのストーリー的にはありがちで、私としてはそこまで面白く感じなかったのですが、彼女の方はすっかりとそのドラマに引き込まれてしまったようで、あまりの悲しさで両目からは涙が溢れて頬に流れ出していました。
そしてくまのぬいぐるみを悲しいシーンが起きるたびにぎゅっと抱きしめていました。
そうこうしているうちにドラマ終わったのですが、自分の方はドラマよりも彼女が一喜一憂する姿が魅力的すぎて、横目でチラチラと彼女を見ているだけの時間でした。
「いっぱい悲しいことがあったけど、最後はハッピーエンドで終わって良かったですねー・・・うぅぅ、悲しすぎて感動しすぎて、すごかったです。あっ、ちょっと私、泣きすぎて恥ずかしい・・・」
というふうに、泣き腫らした顔を恥ずかしさで真っ赤にさせていたので「君は泣いた顔というのも可愛らしさがあるんだね」ということを言ったら「からかわないでくださいよ!も~」と抱きついてきてくれたので・・・
あとはご想像におまかせします。
交際クラブ・デートクラブに登録して本当によかったなと思ったとだけ言わせていただきます。