花火大会と言えば夏の風物詩ですが、最近人気が高まっているのが冬の花火大会です。
空気が澄んでいて大気も安定している冬の夜空は、夏よりも鮮明で美しい花火を楽しめます。
花火大会は水辺で行われることが多いので、冬の花火はかなり寒いですが、それだけに二人の距離もぐっと縮めてくれます。
開催期間中は、屋台やフードブースを用意しているところもあるので、季節外れのお祭りの雰囲気も楽しんでみましょう。
ここでは、全国で行われている冬花火を5スポットご紹介していきます。
交際クラブ・デートクラブで出会った相手とのデートの参考にもしてみてください。
・ISOGAI花火劇場in名古屋港
日本が誇る花火師、磯谷煙火店がプロデュースするのが、クリスマスに行われるISOGAI花火劇場in名古屋港です。
30年以上前から、音楽と花火の融合を目指してメロディー花火を開発した磯谷煙火店。
音楽シンクロ花火の先駆けとも言える存在の磯谷煙火店が、クリスマスの名古屋を花火で彩るのがドラマチックハナビ。
花火に音楽とストーリーを一体化させ、クリスマスのストーリーを花火で表現します。
雪だるまやトナカイなど、冬ならではのキャラクター花火も楽しめる、世界でひとつだけの花火物語。
毎年異なるストーリーが展開されるので、冬旅行の恒例イベントとしてもおすすめです。
・長野えびす講煙火大会
明治32年、恵比寿様への誠意と感謝の気持ちを表わし、えびす講の景気づけのために街の有志が集まって「長野市大煙火大会」として花火を打ち上げたのが始まりと言われる長野えびす講煙火大会。
大正時代からは、花火師としての技術が未熟な者は参加できないという規定ができるほど、厳選された花火師しか参加が許されませんでした。
これだけ厳しい規定があるだけに、長野えびす講煙火大会では日本の伝統的かつ先鋭的な花火を楽しめます。
全国でもトップクラスのクオリティーを誇る花火は、長野の澄んだ夜空に宝石をちりばめてくれます。
新作花火コンテストも行われるので、今まで見たことがない花火が楽しめるのも魅力。
近くには良質の温泉もたくさんあるので、温泉旅行と花火の極上セットを味わってください。
・2020河口湖・冬花火
今年の冬は予定が目一杯というカップルにおすすめなのが、2020河口湖・冬花火。
1月の18日から2月23日までの土曜と日曜に行われるのが河口湖冬花火です。
メイン会場は大池公園ですが、八木崎公園や畳岩など3つのポイントがあるので、花火大会特有の混雑はありません。
雄大な富士山をバックに、シンプルながらも美しく打ち上げられる花火は、日本の冬の美徳を感じさせてくれます。
打ち上げは、午後8時から20分という短さですが、だからこそ冬の寒い中での花火を楽しめますね。
河口湖にはたくさんの温泉がありますから、冷えた体は温泉で温めましょう。
冬花火は合計12回行われるので、週末のちょっとしたデートでも気軽に出かけられるところも魅力です。
・函館海上冬花火
スケジュールの予定があえば、ぜひ行ってみたいのが北海道で開催される函館海上冬花火。
約20分の花火大会ですが、北海道のキリッと引き締まった空気の中で上がる花火は、どんな花火よりも色鮮やかに夜空を彩ります。
そして、もう一つの魅力は雪景色と花火のコントラスト。
豊川埠頭の観覧エリアやその周りには雪が降り積もっているので、花火に染まる雪景色という珍しいシチューションを楽しめます。
また、函館海上花火はビューポイントが多いのも嬉しいポイントです。
冬のイルミネーションが輝く八幡坂や金森赤レンガ倉庫周辺など、ノスタルジックな町並みから花火を堪能してみるのもおすすめ。
観覧エリアではフードブースが用意されていますから、お祭り気分を味わいましょう。
極寒の2月に開催されるので防寒対策は必須ですが、他では観られない冬の花火を堪能できます。
・熱海海上花火大会
忙しくて、花火大会の予定に合わせられないというカップルにおすすめなのが熱海海上花火大会。
昭和27年から開催している熱海海上花火大会は、平成から令和へと時代をまたぎ引き継がれている歴史ある花火大会です。
昭和からやっていると言っても、こぢんまりとした大会ではありません。
たくさんの打ち上げ花火、フィナーレには会場全体で打ち上げるスターマフィンが夜空を埋め尽くす大空中ナイアガラを楽しめます。
短い時間でも、観た人の胸を打つ美しさは一生ものの思い出になります。
また、大会が行われる熱海サンビーチは周りを山々に囲まれているので、花火の音が大きく反響する大迫力。
視覚と聴覚と五感で楽しめる熱海海上花火大会は、冬の寒さも忘れさせてくれるでしょう。
星が美しく見える冬の夜空に上がる花火は、より幻想的でロマンチックです。
夏で終わりと思っていた花火を、季節を変えて楽しめるのは新鮮なデートを演出してくれるでしょう。
ただし、夜は気温がぐっと下がるので防寒対策はしっかりしてください。
イベントによっては屋内の観覧スポットが用意されていたり、近くのホテルや旅館から見られたりするので、温かい場所で観覧できるようにリザーブしておくのもいいですね。
二人で鮮やかな色彩を放つ冬の花火を眺めて、素敵な冬の思い出をもう一つ増やしてみてはいかがでしょうか。