出会い系
危険？
出会いの手助けをしてくれるマッチングアプリは、一見するといい事ばかりのように思えます。ですが、初心者をターゲットにして詐欺を図ったり、国際ロマンス詐欺だったりと悪いことに知恵を使う人も少なくありません。
そこで今回は、マッチングアプリでよく見る詐欺の手口を5つご紹介します。
- 1 | 写真を見せてもらうだけで高額請求！？
- 2 | 相手のことを好きな気持ちを欺くデート商法
- 3 | 未来のために投資する気持ちを欺くケースも
- 4 | 魅力的な国際恋愛で狡猾な詐欺も
- 5 | マッチングアプリで騙す人の特徴とは
- 6 | まとめ
写真を見せてもらうだけで高額請求！？
マッチングアプリではダイレクトメールのやり取りができ、相性の確認などをメッセージを通して体感できます。プロフィール画像だけでは分からないことも多いので、写真を送り合う人も多いです。そんな中で、「写真を送る代わりにお金をいくらか振り込んでほしい」という悪質な詐欺があります。
マッチングアプリを始めたばかりの人たちを狙っていることが多く、そこに男女比の差はあまり見受けられません。プロフィール画像をわざと分かりにくいものにして、「情報が知りたいなら10万円払ってね」というように催促してくることもあります。
メッセージだけでは完全に相手の素性が分からないので、その一面を悪用しているマッチングアプリの詐欺手口といえるでしょう。
相手のことを好きな気持ちを欺くデート商法
マッチングアプリの利用者は、「お付き合いしたい」「結婚したい」などと思っているからこそ、自分の良いところを見せたくて無理してしまうケースも見られます。
それを逆手にとったデート商法詐欺は、相手に恋愛感情を抱かせたあとデートに誘って、高額な宝石や貴金属や商品・サービスなどを契約させる詐欺です。マッチングアプリで培った恋愛感情を利用して、断れない状況を作ってからサービスや商品の購入を迫るのがこの詐欺のポイント。
例えば「もっと可愛く(カッコよく)なれるよ」と口車に乗せられて購入してしまったという体験談もあります。なお、もし契約してしまった場合でも改正された「消費者契約法による契約解除」もしくはクーリング・オフ制度が適応される可能性もあります。
さらに大手のマッチングアプリでは有害ユーザーの追放機能もあるので、詐欺に遭ったらすぐに活用できるはずです。
未来のために投資する気持ちを欺くケースも
投資詐欺を企む人たちは、必ず儲かる・元本は必ず保証する・あなただけに教える特別な情報などと、上手い話を持ち込んできます。
マッチングアプリで出会った相手を勧誘してくることが増えていて、狡猾な手口が大きな特徴です。主な投資詐欺は暗号資産やFXなどを紹介されて投資したお金をだまし取られる詐欺となっています。
以前は、マッチングアプリなどの出会い系サービス以外のところでこれらの投資詐欺が行われるケースが多く、退職金や年金を持っている60歳以上の裕福な人がよく詐欺被害に遭っていました。
しかし、最近ではマッチングアプリで出会った人に投資を勧め、好意を抱いている相手に断れなくなる環境を作ってから送金させるケースも増えているのだそうです。
若い人の間では暗号資産もメジャーになってきているので、いい話だと思ったら騙されたという体験談も多く聞かれます。
魅力的な国際恋愛で狡猾な詐欺も
国際ロマンス詐欺は特にマッチングアプリを使って多発しているため、多くの被害が運営などにも報告されています。
主に国際ロマンス詐欺では、外国人を装ってマッチングアプリを通じてターゲットに接触したあと、恋愛感情や親近感を抱かせて金をだまし取る手口です。相手の恋心を悪用して「一緒に投資や副業をやろう」と誘って金を盗んだり、海外にいる家族への送金を理由にお金を借りたりします。
たとえば、プレゼントを用意したけど税関で止められてしまい、罰金の支払いを命じられたのでお金を一時的に貸してほしいというセリフや、家族が病気で急きょ帰国することになってしまったけど、現金が足りないから貸してほしいというセリフが代表的なものといえるでしょう。
実際に会わずとも、マッチングアプリのダイレクトメッセージ上でやり取りするケースも多いので、最後まで詐欺に遭っていると気づかずに痛い目を見てしまったという体験談もあります。
マッチングアプリで騙す人の特徴とは
詐欺を企てている悪質なユーザーは、罠にかける人を探すためにテンプレを使うことが多いです。そのため、多くの人に同じような文章を送っているケースがあります。それに悪質なユーザーは多くの人を相手にしているため、相手の返信には目を通していないことも多く、会話がかみ合わないという不自然さを感じることもよくある特徴の一つです。
たとえばプロフィール画像が高級な車や時計、ブランド物のバッグなどが映っている場合も注意が必要です。さらにダイレクトメッセージで、そんなに仲良くなっていないのに投資などの儲け話やビジネスの話をしたり、貯蓄額や年収をいきなり聞いてくるようなら、詐欺ではないかと怪しんだほうがいいでしょう。実際に会った人の中には、ぼったくりバーに連れていかれて多額の請求をされたという体験談も聞かれます。
やり取りする中で少しでも違和感や不安を感じたら、その相手をブロック、もし会う約束をしているのなら人目につく公共の場で待ち合わせといった安全性を考えて変更するなどの対策をしましょう。
ダイレクトメッセージで簡単にやり取りできるマッチングアプリでは、詐欺に引っ掛けようとする悪質なユーザーと出会うことがあるかもしれません。
恋は盲目と言いますが、少しでも怪しいと思ったり違和感があるようなら、その場で関係を切ることをおすすめします。
もし逃げられないと思ったら消費者生活センターに問い合わせたり、運営に報告したりしましょう。
まとめ
今回のお話は「アプリに限って危険」「交際クラブなら絶対安心」という安易なものではありません。
出会い系サービスは出会いを求める男女に出会いをもたらしてくれる素晴らしいサービスですが、相手は見知らぬ相手なので用心は絶対に必要です。
もちろんアプリで成功している人も沢山いますが、利用しやすいその性質上システムを狙って悪いことをしようとする人が出てきます。
出会い系サービスは細心の注意を払いながら、上手に利用したいですね。
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