この歳になると若い女性たちと遊ぶ機会が少なくなってきたので、そんな女性達と楽しいひと時を過ごしてみようと完全会員制の交際クラブ・デートクラブに会員登録することにしました。
ソファーのある人目につかないおしゃれなバーで初デート
仕事は順調なのですが、時間に追われて息をつく暇がなかったのでリフレッシュしようと思って、入会してすぐにプロフィール写真を調べて、眼鏡をかけている黒髪ポニーテールの女性に、コンシェルジュを仲介してデートをオファーしました。
初デートの待ち合わせ場所に着くとメガネをかけた白いワンピースの女性がこちらに歩いてきました。
「もしかして今日デートしてくれるパパですか? 初めまして今日はよろしくお願いします」というふうに礼儀正しく挨拶をしてくれました。
デート場所のバーの中に入ってソファーに座ると、改めて女性が声をかけてきます。
「初めまして○○と言います。私をデートに誘ってくれてありがとうございます。ちょっと早いですけど、よかったらこれからもお願いしますね(笑)」と、いきなり攻めてきましたが、関西風の喋り方だったので嫌な感じはしませんでした。
気になって「○○ちゃんはもしかして関西の人なのかな? イントネーション的にそういう感じだけど」というふうに聞いてみると、どうやらビンゴだったようです。
「さすがですね! よくわかりましたね! 正解の記念に連絡先の交換をしませんか? そうしたらお互いのことをもっと理解していくことができると思うんですけど」
といきなり行ってきました。かなり年齢差があるのですが、なんだか学生時代の友達とコミュニケーションを取っているような空気感と言うか、彼女と話していると本当に気楽な感じになってきます。
「それじゃあ連絡先を交換しようか、若い女の子は LINE 交換の方がいいよね? 準備できたからいいよ」
「やっぱり LINE の方がいいですね。それじゃあQR コードを出しますので読み取ってください。えいっ・・・はい、受け取りました! これからもよろしくお願いします」
お酒があっという間になくなったのでボトルで再オーダー
「こちらこそお願いするよ・・・それよりも色々話していたからもうお酒がなくなっちゃったね。そろそろまたドリンクを注文しようよ。君の方もすっかりコップからお酒がなくなっちゃったみたいだから、ボトルで頼んでみようと思うんだけどいいかな?」
「わかりました! 私って結構グイグイいけちゃうタイプなんですよね。ボトルで注文してくれるなんてありがたいです!」
そういう風に上機嫌でしたので、何がいいのかと迷いましたが結局は癖の少ないボトルの芋焼酎を注文しました。
「それじゃあ改めて乾杯しようか?」
「わかりました! じゃあやりますよ。 乾杯!」とかなり嬉しそうでしたので、焼酎がお気に召したようです。
アルコールが回ってきてさらに女性が上機嫌になったので、突っ込んだ質問をしてみることにしました「○○ちゃんの言葉って、関西方面の喋り方だよね?」
「そうです。だけど関西方面といっても色々あるんですよ? どこだと思いますか?」
「う~ん・・・京都かな? なんとなくそう思っただけだけど」
「よくわかりましたね! 正解です。普段わからないように気をつけているんですけど、まんまとばれてしまいましたねぇ」
「確かに言葉が標準語だけど、なんとなくイントネーションで関西方面かなって思ったんだよ」
「それでわかったんですか? パパって意外と鋭いんですねぇ、すごいと思います!」ということを言いながら目をキラキラさせて褒められたので、思わず「ははは、そんなに褒められると照れてしまうよ」と返事をしました。
さらにお酒が進んでいき会話が怪しい方向へ
焼酎をボトルで頼んだので二人一緒にごくごくとお酒を飲んで行きましたので、話す会話の内容にも色々と制限が外れて言ってしまいました。
「パパって道端で財布を拾ったらその後どうしたらいいと思います? 昨日の夜、帰っていたら財布を拾っちゃったんですよね?」
「それはやっぱり警察に届けた方がいいだろうね」
「やっぱりそうですよね? だけどなんだか自分から警察署に行くのは緊張してしまいます。だってなんだか警察の人って威圧感と言うか・・・こちらを見透かしてくるような目をしてくるから、ちょっと怖いんですよね」
「それは君の胸に、何かやましいことがあるんじゃないのかい(笑)」という感じでふざけてみると、さすが関西圏の人と言うか「やっぱり・・・私の胸のせいなんですね」というふうに返してきました。
私は吹き出しそうになってしまいましたが「おっぱいっていう意味じゃないんだよ」というふうにワンピースから激しく自己主張する谷間を見つめていると「そんなことわかってますよ。もおぅ・・・あ! もしかしてもう飲んじゃったんですか?」と言ってきました。
二人ともかなりお酒が回ってきたので、なかなか素面ではできないような質問をしていきます「ねえ、君って私のことはどう思っているんだい?」というようなことを聞いてみると「いきなりどうしたんですか? そんなん、よくわからないですよ」
「え? それって要するに嫌いってこと?」とかなり突っ込んだ質問をしても「違いますよ! まだわからないってことです!」と嫌がられないので楽しかったです。
とりとめなく会話の内容を書いてしまいましたが臨場感を感じて頂けたのではないでしょうか?クラブに登録したおかげでとても楽しい時間を過ごせました。