男女とも年齢を重ねるとともに基礎代謝が落ちて痩せにくい身体になります。
見ためで言えば皮下脂肪がついてきてぽっちゃり、おなか周りなどはポッコリ……。
体の内部で言えば内臓脂肪がついて病気のリスクがじわじわと高まります。
どちらにしてもついてしまった脂肪は減らした方が良さそうですよね。
そこで多くの方が一度は考えるダイエット。
思い立って始めてみるまではいいのですがなかなか効果が表れず、なんだかんだと続かないものです。
交際クラブ・デートクラブにご登録されている方の中にも、夏に向けてダイエットを心に決めても、冬のうちにやろう、いやまだ春先だし、うん次の夏までには、と先延ばしにしてしまっている方は多いのではないでしょうか。
もとより意志が強くて目標を達成できてしまう方であればそんなに悩むこともないのですが、日々の仕事や誘惑、言い訳に負けないでダイエットを成功させるには「必ず記録する」ことが重要です。
まず、ダイエットに必要な二大アクションは、食事内容から摂取カロリーを抑えることと、運動で代謝を高めること。
様々なダイエット方法はありますが基本はやはりこの2つです。
食事に関してはファスティング、という方法が代表的です。
簡単に言ってしまうと「食べない」ダイエット。
もちろんダイエット成功まで何も食べないというのは健康を害しますし生命の危険にも及びますから絶対にNG。
ファスティングとは短期間、2日間だけ、といった具合にあらかじめ決めて野菜ジュースなどで乗り切る「チョイ断食」をいいます。
それからダイエット期間中であってもお付き合いなどでコントロールが難しいこともありますから、それ以外の食事を管理してあげることが大切です。
管理のポイントは記録すること。
現在はコンビニエンスストアをはじめ、食品へのカロリー表示も珍しくはありません。
スマホアプリやウェブサイトで簡易計算もできますから、自炊派であっても摂取カロリーを逐一、記録しましょう。
クラブにご登録中の社会人の皆様は、何かと食事のお誘いも多いことかと思います。例えば夜、上司に誘われるがまま焼肉へ。そこでついついビールとお肉をがっつり。
ダイエットが続かない時、やめてしまうきっかけはこういったタイミングかも知れません。
どうせ意識してもこういう機会がある限り自分には無理だ、と、せっかく美味しい食事をしたのに後悔して、気が付けばダイエットが嫌になってしまうのです。
記録を付ける時は「ごまかさないこと」が重要なポイントです。
それはそれ、仕方がないことと割り切って、肉をがっつり食べてカロリー計測不能!と書いておけばいいのです。
したくないからといって自分しか見ることのない記録をごまかそうとするより、3日前に肉だったな、じゃあここから3日間はファスティングだなと淡々と振り返って行動に反映させることが記録を取ることの意味のひとつです。
もちろん体重も、毎日おおむね同じ時間に測って記録していきます。
そうすると、なんとなく原因と結果が見えてくるでしょう。
もちろん原因がよく分からない増減があってもそれはそれ、全然問題ありません。
目的はダイエットであって、体重の増減とその原因を探るのは二の次。こだわり過ぎなくていいのです。
また、ダイエットを一定期間続けると停滞期というものがあって、この期間は微増微減、体重の変化がほとんどありません。
これもダイエットをやめてしまいやすいポイントです。
2、3日停滞しても、そのあと必ず変化は出ます。1週間、2週間と記録して初めて「これは停滞期だ」ということが分かるようになるのです。
そうすれば次に停滞期が来た時もその後の変化が分かっていますから諦めないで続けられるのです。
運動の記録も併せてつけていきます。
5㎞のジョギングをしたら「5㎞ジョギング」これだけで充分ですし、距離ではなく「20分ウォーキング」のような時間でも良いでしょう。
これも前に述べたように、運動と体重の増減の因果関係が分かればそれに越したことはありませんが、そこは第一の目的ではありません。
運動の記録はサボらずに、その日運動したことを何日後かの自分自身に伝えてあげる役割があります。
逆に「ここ3日運動らしい運動、してないな」と自分への戒めやモチベーションにもなるでしょう。
ダイエット法やトレーニング法には様々な理論があって、自身に合った効率の良い方法も確かにあります。
しかし、続けられるか、今日もやろうと思えるかは過去の自分に鼓舞してもらうしかないのです。
ダイエットを始めて1か月経ったとして、漠然と「平均3日に1回は運動していたはず」と振り返るより、記録を見て「我ながらがんばってるな、これを無駄にしたくないな」と思えた方が、効果があることは明らかです。
ダイエットにおける記録は、食事と摂取カロリー、日々の体重、運動の記録、この3つです。
他人に見せる必要もなければ分析して何かを見出す必要もありません。
それよりも、ダイエットを始めようと思った時の自分、ダイエットから1週間後の自分、サボった時の自分、1日前の自分を振り返って、では今日の自分は、と思うところに一番の意味があります。
万が一全く効果が表れない時、何となく体調が悪くダイエットが合ってないと感じた時は専門家や医師にそれを伝えて適切なアドバイスを受けることも出来るでしょう。
ダイエット成功の暁に、自分自身を褒めてあげる表彰状があったらちょっと嬉しいですよね。
日々の記録はこの表彰状を1文字1文字準備しているようなもの。
交際クラブ・デートクラブにご在籍の皆様も、ダイエットを思い立ったら記録に残すことを覚えておいて、前向きに取り組んでみてください。