交際クラブ・デートクラブではまず何から始まるかというとデートです。
デートスポットを選ぶとき、男性であれば「女性が満足してもらえるような場所」を探すでしょうし、女性であれば「男性はどんなところにエスコートしてもらえるのだろうか」と、男性のお手並みを拝見するようなスタンスになっていることが多いです。
でも、男性と女性のニーズがうまく一致するとは限りません。男性は一生懸命考えても、女性のお気に召さないことも多々あるわけで、このようなやり取りの繰り返しになってしまうと、男性がデートを面倒に思ってしまうこともあるのです。
そもそも男性は、新しい彼女ができるたびに気遣ってデートプランを練りますから、結果的にどの女性とも同じようなところに連れて行くことになり、過去の彼女との思い出を語ってしまい本命の彼女との仲がこじれてしまうこともあります。
今回はそんな「楽しめないデートスポット」についてご紹介します。逆を言えば、これからご紹介するデートスポットを避けるだけでも、相手が不満を抱かないデートがエンジョイできると思ってもらえば結構です。
1.遊園地はプレッシャーばかりを感じることばかり
遊園地デートは定番のデートかもしれませんが、男性にとっては女性の満足するアトラクションに並んで順番をとったり、食べたいものがあれば買いに行き、ディナーショーの予約をするために数時間並んだまま待ちぼうけになることもあります。
男性だけが困るとも限りません。女性であっても、遊園地のようなにぎやかな場所が苦手な人もいますから、男性が良かれと思って連れてきてもらった場所でも、せっかく連れてきてくれたのだからと、楽しいふりをするだけでも疲れます。本当に遊園地が好きでない場合、お互いに楽しめないデートになる場合もあり得るのです。
そういう意味では、遊園地でのデートは前もって「遊園地に行きたい?」という確認を取ったから段取りをした方が、お互いに疲れることがないかもしれません。
2.最新トレンドのショップは出費がかさむこともある
都心部には、さまざまな最新トレンドのショップが多く出店されていますが、個々に店舗を構えている場合もあれば、最近オープンした「GINZA SIX」など、とランドショップが集まったビルもたくさんあります。
最新トレンドのショップを見るのは楽しいですし、買い物をするとなればこれは楽しいデートになりそうなものですが、出費のことを気にしてデートを十分に楽しめないこともあります。
プレゼントを贈りたいけどあまり財布の中身が少ないから期待に応えられないとか、流行のカフェやレストランで豪華な食事をしようと思っても、人が並んでいて時間ばかりが無駄に過ぎていくとか、ウインドウショッピングだけならまだ楽しめるのですが、プラスアルファを満喫しようとすれば、思うようにいかない場合もあるのです。
特にお金の面で言えば、買ってあげたいけど答えられないジレンマ、買ってほしいけどおねだりするのが難しいジレンマ、お互いにジレンマを抱えてしまう事にもなりかねませんから、最新トレンドのショップに行く場合は、財布の中身を確認してからデートスポットにした方が心に余裕が生まれるかもしれません。
3.観光客も入り乱れるスポット
都心であれば、観光客と買い物客が一緒に交わるデートスポットも多いものです。代表的な場所と言えば「お台場」や「浅草」「東京スカイツリー」、関西圏で言えば「神戸」「京都市街」「大阪道頓堀」「あべのハルカス」などが代表的です。
これらの場所では、観光客が加わっているので、そもそも人出が多いです。人出が多い所が苦手な人も中にはいますし、落ち着いた雰囲気でデートを楽しみたいのにガヤガヤしてそれどころではないデートになってしまうと、2人の親密度も低下してしまうかもしれません。
お台場を例に挙げると、ダイバーシティやメディアージュなど、流行のスポットはたくさんありますが、ウインドウショッピングだけではつまらない場所ですし、天候が悪いと風は吹くし寒いしと、散々なデートになってしまうこともあります。あべのハルカスに行っても最上階からの眺めが雨模様ではもったいないのと一緒です。
また、観光客は周りのムードもお構いなしにワイワイガヤガヤすごすので、落ち着いた雰囲気のデートをしたい場合には、これらのスポットは避けた方がいいでしょう。
特に買い物もイベントも発生せずがっかりした気分になります。気軽に男性に「お台場行こうよ」というのは、危険です。アクセスも悪いし、夕食まで時間をつぶすには辛いものがあります。海を見つめてボーッとするだけでお互い幸せなのかどうか、しっかり考えましょう。
4.美術館でのデートは知力を試すようなことになる場合もある
美術館でのデートは、落ち着いた雰囲気でのデートを楽しみたい場合にはお勧めの場所です。ただし、美術に興味や関心がない人にとっては何の楽しみもないので、そんな場合にはデートスポットにしない方がいいでしょう。
あと、美術館には多くの作品がありますが、その作風や年代、作者などを見ながら絵の品評をするようなことになると、相手の知力を試すことにもなりかねません。そんなつもりはなくても、相手にしてみれば「この絵の作者のことも知らないなんて馬鹿な人と思われたかもしれない」と、自分のことを卑下してしまうことだってあり得るのです。
自分自身は絵の知識があるから、知的な自分をアピールすることはできますが、それについていけない相手が、「この人とは合わない」と考えてしまうことだってあり得ます。心の擦れ違いを生み出すような美術館デートは絶対に避けた方がいいです。
美術館デートは誘いやすいし、知的な印象をお互いに与えられるので効果的なように思えますが、男性は不安で仕方がありません。彼女が本当に絵を見るだけで楽しいのか、感受性や感性が合わなかったらどうしたものか。お互いが揃って見ても館内ではまともに会話できないし、自分もその画家に対して詳しくなければ格好が悪いので勉強しなければいけません。「私も詳しくはないんだけど、二人で行きたいなと思って」といった感じで誘われると、多少気が楽になります。