婚活パーティーや結婚相談所、交際クラブ・デートクラブなど、いわゆる「結婚ビジネス」が当たり前のようになってきたのは、2000年代後半のことです。世の中には様々な娯楽があって、多くのレジャーがあると言うのに、結婚にここまで困っている人が増えると、誰が考えていたでしょうか。
特に40代の婚活ともなれば、子どもを望んでいる人にとっては対象外になったり、年齢がかけ離れている人からももちろん対象外にされることから、婚活を頑張ってもそのチャンスはなくなってしまうのでは、と諦めけかている人もいるのではないでしょうか。
そんなあなたに考えて欲しいのは「地方」です。地方で婚活に頑張っている人はたくさんいますが、今回は特に「都市圏」で頑張っている40代の人たちに希望となる情報をいくつかご紹介したいと思います。
1.地方と都市圏、婚活で恵まれているのはもちろん「都市圏」
婚活がブームからむしろ「当たり前」の時代になって、都市圏だけではなく、地方でも婚活ビジネス、クラブが浸透してきました。
婚活で有利なのは地方か都市圏かどちらかと言えば、もちろん都市圏です。そもそも人口が多いのでさまざまな人と出会うチャンスがあって、出会ってからもデートスポットが多いので、仲睦まじくなれる環境が整っているのです。
一方、地方では人口が少ないし、それでいて結婚している人が多いので、そもそも選びたくても選択肢が少ないと言う状態です。都市圏の婚活でうまくいかないと嘆いている人は、地方の婚活の現実を直視してください。そうすると「まだこっちは恵まれているんだ」と考えるようにもなるでしょう。
2.都市圏から地方の婚活に参加する
地方の婚活が「選択肢に限りがある」と言う状態であることを聞いて、何か思いついた人は賢い人です。
都市圏に住んでいるあなたが、地方の婚活に参加することで、あなた自身に注目を集めることが出来るメリットがあるのです。実際「今は東京にいます」などと言えば、流行の最先端に触れている人だとか、バリバリのキャリアウーマンだとか、あなたが何も言わなくても好意的な勘違いをしてくれるので、それだけで婚活パーティーの主役にだってなれるのです。
実際に東京に住んでいる人であれば、千葉や埼玉、あるいは群馬や山梨、茨木や栃木などの少し離れた県の婚活パーティーに参加してみればいいでしょう。東京からは交通機関も多数あるので、日帰りで移動することはそんなに難しくないでしょう。
昔「シティーボーイズ」などと言って、都市圏に住んでいる男性をカッコイイとみなすブームもありましたが、「都市圏=かっこいい」と言う価値観は、まだまだ地方の人には根付いています。その価値観を利用するのは1つの方法です。
3.家庭の事情が原因で結婚できない人が地方には多い
都市圏の婚活パーティーに飽き飽きしていた人でも、地方の婚活では時に「なぜこの人が結婚していないんだろう?」と思えるような美人に出会えることがあります。なぜなら、地方には地方の結婚事情があるからです。
例えば、地方であれば「跡継ぎ」の問題があります。大農家の長男が結婚相手を探していて、前提条件が「同居」「子作り」「農業をする」などと、複数の条件で相手を探していることが多いのですが、現実的にこれら3つの条件をすべて受け入れてくれる女性はなかなかいないものです。地方ではもともと人口が都市圏ほどいませんから、分母が小さいのに様々な条件を賦与していると、対象となる相手は見つからないかもしれません。
地方に住む女性であっても同様です。なぜこの女性が結婚していないの?と思えるような女性が独身であるのは、地方の男性であればあるほど結婚条件が高いことと、そもそも男性が少ないこと、今の仕事を結婚退職してしまうと、都市圏ほど求人がない地方では、望んだ職種に再就職することが出来ないなど、結婚に踏み切れない事情が多数存在するのです。
都市圏から婚活パーティーに参加する時は、これらの事情を踏まえて参加することが基本です。場合によっては、あなたが「地方に嫁いできてもいい」と一言言うだけで、多くの異性が求愛してくることは間違いありません。
4.介護、農業、勤め先…地方ならではの課題もある
都市圏から地方に婚活の舞台を移すだけで、都市圏では出会えなかった相手に出会える可能性があることは、今までの説明で分かってもらえたと思います。
地方には、結婚できないことが死活問題となっている事情もあります。と言うのも、地方には結婚に対していまだに「働き手を確保する」「跡継ぎを確保する」など、恋愛感情だけではどうにもできない課題があるのです。
愛し合う2人だけで一緒に仲良く暮らしていこうと思っても、家業の農業をやるとか、両親の介護をするとか、数年後あるいは数十年後にやって来る「義務」が、地方で結婚した場合にはつきものなのです。そのことを十分考えて、それでも結婚することを優先するならば、地方に出向いて婚活・交際クラブ・デートクラブに登録することも視野に入れてもいいのではないでしょうか。