モテる男というのは女性の扱いがうまいものです。説教したり頭ごなしに否定したりしないのはもちろん、その女性1人1人の個性を尊重するのがモテる男の条件。「女性はこういうもの」みたいな先入観を持っている男性、自分の理想を押しつける男性はどこにいってもモテません。
今回は、それら女性に対する先入観や理想の押しつけが、いかに男性にとって「損」であるかを解説します。交際クラブやマッチングアプリで知り合った女性と今後も良い関係を続けていきたい方は、以下のポイントに注意しましょう。
- 1 | 男性が抱きがちな「女」のイメージ
- 2 | 理想を押しつけられた女性はどう思うか
- 3 | 職業に対するイメージにも注意
- 4 | 何気ない発言にも注意
- 5 | まとめ
男性が抱きがちな「女」のイメージ
男性が理想とする「女性」にはある共通点が存在します。それは色んな意味で「尽くしてくれる女」であるということ。美味しい手料理を作ってくれる、セックスで最高に気持ちよくさせてくれるなど、自分に何らかの物理的利益をもたらしてくれる女性を男性は好むのです。容姿の好みに関しては多様であるものの、下の世話もしてくれるママのような存在を求めているという点では一致していると言えるでしょう。
そしてそのイメージに合致しない女性を見ると、男性は勝手にがっかりしたり、怒りを感じたりするものです。たとえば女性の「私、料理激マズなんだよね」みたいな発言を聞くと、可愛いとは思いつつもちょっとガッカリするのではないでしょうか。あるいは女友達が「私彼氏ともマジでセックスしない面倒くさいし」みたいなことを言っているのを見ると、不満めいた感情が湧いてくるのではないでしょうか。
しかしよくよく考えてみれば、料理は何も彼氏のためにするものではないですし、その女性が彼氏とセックスするかどうかは自分にとってはどうでもいいことです。女性は彼氏に手料理を作るもの、セックスをしてあげるもの、つまりは尽くすものであるという固定観念を持っているからこそ、上記のような発言にマイナスの印象を抱くわけです。
心の中で「こうであってほしいな」と理想を思い描くのは自由ですが、それを相手に押しつけるのは絶対にNG。差別的な人だと思われてしまうので注意しましょう。
職業に対するイメージにも注意
女性そのものに対するイメージのほか、職業に対するイメージもあります。たとえば看護師なら尽くしてくれそうとか、CAなら清楚で礼儀正しいとか、夜職ならすぐにセックスできそうとか。そのようなイメージを抱いている方も多いでしょう。だからこそパパ活界隈には「人気職業」という考え方があるわけです。ナースやCAなど人気職業の女性とデートをする場合には、お手当を多めに渡すというのが通例となっています。
しかしその女性の職業がその女性の性格を表しているとは限りません。人気職業の女性にお小遣いを多めに渡すのはいいですが、だからといって彼女がイメージ通りの働きをしてくれるとは限らない点にご注意ください。お小遣いをたくさんあげたのに○○してくれなかったと怒るのはやめましょう。
理想を押しつけられた女性はどう思うか
自分の思う通りに行動してほしい、でないと腹が立ってしまうというのは自分勝手な態度です。女性はかくあるべき、こうでないと嫌という考え方は捨てた方がよいでしょう。でないと女性にモテませんし、女性と顔を合わせるたびにイライラとしてあなた自身デートを楽しめなくなってしまいます。
たとえばですが、女性が「デートの会計は男が払うのが当たり前。ATMらしく振る舞ってくれないと腹が立つ」とか、「男なら筋トレをして筋肉質な体を維持すべき。なよなよとした体は男らしくない、格好悪い」とか言っていたら、酷い女だなと思いますよね。人に自分の理想を押しつけるというのはそういうことなのです。
女性は男性に尽くすもの、こういう職業の人は○○だろう、こういったイメージを持つこと自体は悪くはありません。ただそれはあくまで自分の理想として心にしまっておくべきです。デートの相手にそれを押しつけることはトラブルに繋がります。
何気ない発言にも注意
何気ない発言にも注意が必要。知らず知らずのうちに自分の理想を相手に押しつけてしまっているということはよくあります。
たとえば彼女の体型に言及すれば、彼女は「痩せろと言いたいのかな?」「今の体型は好みじゃないってことかな?」と必ず思います。
また、日常会話の中で「女ってこうだよね」「これだから女は」みたいなことをついつい言ってしまうこともあるかと思いますが、そうした発言は差別的に聞こえるので極力控えた方がよいでしょう。
理想を押しつけられた女性は必ず嫌な思いをしますし、発言内容によっては喧嘩に発展してしまう可能性もあります。理想を押しつけるのは結局男性にとってもデメリットしかないのです。言ったところで相手の体型や性格が変わるということはありません。
相手を女性という大きな括りの中の1人だと考えるのではなく、「○○さん」という個人として捉えることが大切です。
まとめ
モテる男は自分の理想を押しつけたり、理想と現実とのギャップを埋めるよう求めたりすることはしません。女性1人1人の個性を尊重します。「好みのタイプ」というのはどんな人にもあるものですが、自分の理想と異なる言動をしたからといって女性を責めるのはNGです。
特にその「好み」というものが、女性はかくあるべきといった偏見や先入観に基づくものである場合には特に、発言には注意しなければなりません。自分の理想を相手に押しつけないよう注意してください。