恋愛の心理・ストーカーの心理

恋愛は、良い結果だけをもたらすだけでなく、様々な悲劇をもたらします。失恋というのもその一つですし、 恋愛を利用した犯罪も多いです。
その中にストーカー行為に走ってしまう人たちがいます。

交際クラブ・デートクラブでもこういう傾向を持つ男性はいるようです。
女性に情報をネットに公開すると脅して、関係を強要する、クラブというものがいわゆるパパ活で今まで以上に認知されて、危険な場所となっているところもあります。

ただ、誤解しないでもらいたいのはクラブ自体が悪いというよりも、勿論男性に問題があるということです。
女性も最低限の知識をもち、自己防衛を怠らない様にしましょう。

ストーカーとは

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最近、ストーカーという言葉を頻繁に聞くようになって来ました。
ストーカーというと、男女問わず、ある特定の相手やその家族につきまといなどを繰り返すことであり、多くのケースでは恋愛感情や友情のもつれが原因だと言われています。

ですが、中には全く接点の無い相手へのストーカーというのもあるそうです。
ではなぜそんなことをするようになってしまったのでしょうか。

以前は、警察にストーカー被害を訴えたところ、あなたに原因があるんじゃないの?とも言われてしまうことがあったそうです。

しかし、何が原因であるにせよ、問題なのは、つけ回したり、監視する行動で、相手に精神的苦痛を与えることであって、警察のいう原因が悪いわけではありません。

ストーカーのひどいケースでは、接点もなく、ただ男性の視界に入った程度で男性からストーカーされることもあるようです。

原因があるにせよ、だからといって何をしていいわけではありません。少しずつ世間の見方は、訂正されて来たようです。

ストーカーには自覚がない

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店からモノを盗んでくる行為は窃盗罪ですので、普通ならば罪を犯している自覚は持っているはずです。

それに対して、ストーカーは、彼女の様子が心配で、見に行っているだけという気持ちの時もあるかもしれませんが、女性がその心配を不快に感じて、監視されているように感じたら、 彼女の思い過ごしと片付けることが出来るでしょうか。

親が子供を心配してGPSで位置情報を調べられるようにしているのと、女性が頼んでもいないのに家に監視カメラや盗聴器、携帯にGPS監視アプリを無許可に入れるのとは全く意味が違いますよね?

多くの女性たちが、この日本で平穏無事で暮らしています。彼女は、男性から監視される必要性など何もないのです。 寧ろ監視している彼ら自身が女性を苦しめている存在そのものなのです。
女性が、男性の行為によってストレスを感じているのなら、もうそこでストーカー犯罪は成立しているのです。

男性は、そのとき、襲いかかったわけでもないというでしょう。彼女のことが気になっただけだと。ですが、直接的な被害がないからいいということではありません。

自意識過剰な女性の存在

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ストーカー扱いされた男性は、自意識過剰な女性が見られていると勘違いしているだけだという主張もできるかもしれないですよね。 確かに、ストーカー犯罪は、暴力を振るったわけでも、金銭を詐取したわけでもありませんので直接的被害がないという点では、立証が厄介な問題を抱えています。

そして、男性にも言い分というものが存在していたりします。 俺の言う通りに動いていればみんな幸せになれるのに……なんて口にする男性も意外と多いです。

そして、男性は、あの女の方から誘ってきたと主張する人たちがいます。

ストーカーをする男性たちは、特に自分は全然悪くなく、悪いのは女性の方だと思っている傾向があります。男性は、女性に強要されたから仕方なくしただけだという認識も多いと言われています。

ただし、仕方なくだとしてもストーカーはしていい行為ではありません。まだ、世間には、女性たちがストーカー被害を訴えたとしても、自業自得と思っている人たちが少なからず存在していることはとても残念です。

恋とストーカーは違う

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人間は、テレパシーで意思疎通をすることが出来ないので、 言語や様々な記号を使ってコミュニケーションをとります。
ことに感情の伝達においてはなかなか言葉では言い表しにくいものであり、しばしば誤解を生じさせています。
恋は、いわば、その最たるものです。つたえづらいからといってしかし、相手の気持ちを一方的に忖度し、自分の感情と同等なものが相手にもあると、私がこんなに愛しているのだから、きっと相手はわかってくれているはずという身勝手に決めつけて、思い込みや誤解が生まれてしまうとき、ストーカーという犯罪が成立しかねないのです。

恋とストーカーは全然違うものですが、ストーカーの男性たちも、言わなくても、心の中ではわかってるよねという気持ちが存在してしまい、自分の都合のいいように作り替えてしまっているのです。

女性も悲劇ですが、同じく男性にとってもそれは悲劇なのかもしれません。
女性が、「こないだの(みんなにあげた)手作りクッキー美味しかった?」と質問をすれば、ストーカーは、自分だけがもらったクッキーと勘違いしてしまうでしょう。

恋愛でも、きっと、俺のことが好きだからクッキーをくれたに違いないと期待してしまっているでしょう。

そして、恋愛でも、彼女が別の男性と付き合っていることを知れば、自分自身が裏切られてしまった妄想に走ったりします。

それは交際クラブ・デートクラブの社会的に成功した男性でも起こり得るのです。これだけの高額なプレゼントを贈ったのだから、きっと彼女は私のことを好きに違いないと、身勝手な妄想に飲み込まれたとき、その妄想と現実の乖離によって苦しんだ男性は地位があろうがなかろうがストーカーとなってしまうのです。

恋愛を多くの人たちがしているから、ストーカーも実際にはあとをたたないのです。それは、ストーカーと恋愛は似ているからです。

昔のドラマで、どしゃぶりの雨の中を傘もささず、彼女の家の前で男性が待っていれば、なんと愛情が深く、うらやましいことだろうと考えられました。

同じく恋愛が何らかの理由で終わってしまいながらも、女性のことを思い続けてついには復縁するというようなドラマも、ともに現在の価値観のなかではこれはほぼストーカー扱いされます。

ストーカーという概念が生まれたのも、その範囲が拡大されたのも、当然時代の要請によるところが大きいのです。

自分の願望を押し付ける行為

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しかし、ストーカーは恋愛ではありません。ストーカーは、自分の願望を押し付ける行為なのです。
俺は愛してるから、お前のためを思ってこうしているんだ!というストーカーの主張に、相手の人格を尊重する気持ちが存在しているのでしょうか。

なんで、男性がストーカーへと変身してしまうのかといえば、簡単に言ってしまえば、自分勝手な思い過ごしがそこにあるからです。

逆に言えばストーカーにならない意思も結構簡単に作ることができるのではないでしょうか。
相手を敬う意識を優先させるだけでいいのです。そして恋愛も、思慕だけでなく、敬う気持ちがなければなかなか成立できないものです。
そこの部分は、ストーカー被害から学ぶことが出来ます。

セレブであっても残念ながらストーカーになってしまう男性はいます。
むしろ経済的に手段があり、生活に余裕がありおかしな妄想にふけることができる分、ある意味たちが悪く、始末に負えないともいえます。

高級クラブになればなるほど、身元確認はしているはずですし、最悪倶楽部に相談することも可能でしょうが、最終的に警察に被害届を出すしかなくなることでしょう。

女性が自分の身を守るために男性の気持ちをほんろうするのもいいですが、言うべきことははっきり言わなければならないでしょう。