雨の日に出かけたい!北鎌倉のあじさい寺巡り

あじさい寺は、境内にあじさいの花を植えているお寺です。
あじさいは早いところでは6月初旬に開花し、7月上旬にかけて見頃を迎えます。
梅雨の時期はデートする場所が限られますが、あじさい寺なら雨の中でも交際クラブ・デートクラブで出会った女性とのデートでも良いムードで過ごすことができそうです。

<<北鎌倉のあじさい巡り>>

雨の日に出かけたい!北鎌倉のあじさい寺巡り

■明月院(めいげついん)

あじさいが咲く時期になると、明月院の境内の一面がヒメアジサイで埋め尽くされます。
山門前の参道は、あじさいを見に訪れる多くの観光客でにぎわいます。
青いあじさいが多いことから、「明月院ブルー」と呼ばれています。青一色に染まります。
 

■長谷寺(はせでら)

長谷寺は「花の寺」と呼ばれており、あじさい以外にもシャクナゲやカキツバタなど、季節ごとにいろんな花が楽しめます。
あじさいの季節になれば「あじさいの路」に、40種類を超える色とりどりのあじさいが開花します。
長谷寺には、「アナベル」という白いあじさいや「浜辺の詩」など種類が豊富です。

■御霊神社(ごりょうじんじゃ)

江ノ電が御霊神社の参道を横切っており、あじさいと江ノ電を一緒にカメラで写すことのできるスポットとして有名です。
江ノ電の線路の両側にあじさいが咲いており、そこをかすめて電車が走っています。
あじさいの季節になると江ノ電を撮るために、境内の中でカメラをかまえる人が増えるようです。

■極楽寺(ごくらくじ)

極楽寺の門前や境内で、あじさいを見ることができます。
極楽寺には、「十二単(じゅうにひとえ)」という珍しい品種のあじさいが植えられています。
何枚もの花弁が重なっている様子が着物の十二単に似ていることから、この名がついたということです。

■北鎌倉古民家ミュージアム

北鎌倉古民家ミュージアムの「あじさいの回廊」で、100種類以上のあじさいを観賞できます。
従来の品種のほかに、品種改良された新種のあじさいが展示してあります。あじさい以外にも、さまざまな芸術品を見ることができます。
お寺であじさいを見るには傘が必要になりますが、ここは傘をささずにアジサイを楽しめる観光スポットです。

<<あじさいの豆知識>>

■西洋アジサイと日本あじさい

雨の日に出かけたい!北鎌倉のあじさい寺巡り
あじさいは日本原産の花で、ヨーロッパで品種改良されたものが西洋アジサイとなります。
西洋アジサイと日本あじさい以外に、山の中で育つ「ヤマアジサイ」という種類があるようです。
また、沢で見られるあじさいは、「サワアジサイ」と呼ばれています。

■額あじさいと本あじさい

雨の日に出かけたい!北鎌倉のあじさい寺巡り
額あじさいとは、日本に昔からあるあじさいのことを言います。
西洋アジサイは、この額あじさいをもとに品種改良されています。
本あじさいは、手まりのような形をしたあじさいを指します。あじさいには、いろんな種類がありますから、額あじさいとか本あじさいとは呼ばずに、「ヒメアジサイ」や「アナベル」などの名称で呼ばれています。

■あじさいの花言葉

雨の日に出かけたい!北鎌倉のあじさい寺巡り
あじさいの花の色が変わることから、「移り気」とか「浮気」のような花言葉がついています。
また、色によって青だと「辛抱強い愛情」、ピンクが「元気な女性」、白いあじさいには「寛容」といった花言葉があります。

ところで、私達が花だと思っている部分は「ガク」であり、「装飾花」と呼ばれています。本当の花は、中央に密集している小さな花の集まりになります。
あじさいの色は、青・ピンク・紫・白などとカラフルですが、実は花の色は土壌の酸性度によって左右され、酸性が強い場合は青、アルカリ性が強ければ赤が濃くなります。
いろんな意味で、あじさいという花に対して誤解がありそうですね。

鎌倉には、境内であじさいを育てているお寺がたくさんあります。有名なのは明月院や長谷寺で、およそ2000株以上のあじさいが咲きます。
あじさいのシーズンになると、大勢の観光客がお寺を訪問してたいへんな混雑となります。
人気のあるお寺では、訪問客の入場制限を実施しており、整理券などを配っています。整理券をもらうには、朝早くお寺に行って並ぶ必要があります。
あじさい寺のわずか数メートルの階段を上がるのに、1時間以上かかることがあるようです。平日は比較的すいていますが、休日になれば2時間以上は待つことになるでしょう。
待ち時間があまり取れないような場合は、有名なあじさい寺以外にもあじさいが咲いているお寺はたくさんありますから、近隣の人が少なそうなお寺を探すといいかもしれません。

北鎌倉古民家ミュージアムは、築100年以上になる古民家を利用した観光スポットです。
ここでいろんなあじさいを見ることができ、雨の降る日でも傘をさす必要がありません。デートスポットとして人気のある場所です。
梅雨の季節はあじさい展を開催していますが、ほかにも絵画や焼物などさまざまな芸術品が展示されています。
周囲には、明月院などの有名なあじさい寺があるためあまり目立ちませんが、珍しい種類のあじさいがたくさん咲いています。北鎌倉古民家ミュージアムは、明月院に寄る通り道にあります。
雨が降るとあじさいは散ってしまいますが、北鎌倉古民家ミュージアムならキレイなままのあじさいを鑑賞できそうです。

梅雨時はどんよりとした天気に、なんとなく気持ちが沈みがちですが、そんな時こそ交際クラブ・デートクラブで出会った女性と、ぜひ足を伸ばしてブルーに染まる世界に訪れてみませんか。